おやじの部屋に放置されていた壊れた 東芝 の掃除機を修理してみた。
自走式の回転ブラシが止まっちゃうんだよね。
ネットで検索してみたらこのメーカーの掃除機には多発する問題らしく情報が満載。誰でも修理に挑戦できるくらい参考になるものが多いのはうれしい反面 困ったものです。
というわけで早速修理してみた。
まずは基本自走式ヘッドの掃除から。
稼働する部分に犬の毛などが巻き込んで動作不良になることも。これをキレイにするだけで直ったという記事もいくつかありましたね。
とりあえず異物は除去。
ローラー部分の動きはまだ悪い気がしますが油の補充、補給は破損部分の修理、交換が終わってからということで。
ヘッド部をばらしていきましょう。
こんな貧弱なゴムベルトで回転ヘッドを回し、自走するほどのパワーを伝えるなんてちょっと無理があるんじゃないのかな?
( ^ω^)・・・これは本当に貧弱、ですよね?
こんな風にサクサクとヘッドをバラしていきます。
一番苦労したのはココ。この部分を破損しないように外すのが難しかったね。ちょっとした治具を作成すると簡単です。
私は大きめの釘の頭をテコを使う要領で使って外しました。
このあたりの手順ですがネット上に資料も豊富ですし 私は詳しい資料が付属した問題個所の交換パーツを事前に入手していたので作業もサクサク進みました。
資料はこんな感じ。
複写、転用禁止ということでモザイクつけてます。
そして交換すべきはこの部品。
これは”掃除機のヘッド部分が床に触れた時だけ回転ブラシが回るように知らせるスイッチ”です。元からついている部品は意外に使用回数の限界が低いようで破損しやすいみたい。
ということで今回少しグレードが高いものをメルカリで購入しました。少しでも長く使えるようにしますよ。
ついでにスイッチ以外に破損が考えられる部品のモーターも購入。
モーターの交換は楽勝です。
モーターの電源のコネクタを抜き、モーターを入れ替え、再びコネクタを接続するだけ。
モーターを外してみてびっくり。熱でヘッド本体が変形してますね。わかりにくいでしょうがいろいろと歪んでます。
( ^ω^)・・・もちろんこの汚いのは掃除しました。
モーターは固定もされておらずそのまま載せ替えて配線はコネクタを指すだけなのでほんとに楽勝です。ちょっとモーターの価格はお高いですがヘッド丸ごと交換することを考えれば4分の一程度の出費。この点でも楽勝。
さてここから修理のメイン “リミットスイッチの交換”です。
ポイントにあげたこのヘッド部のカバーを外すと、
ヘッド部の基盤がブラシを開店させるモーターの反対側にあるのがわかるでしょう。
ここです。
この基盤の裏側に問題のスイッチがあります。
コネクタを外して基盤を取り外すとこんな感じ。
この青いスイッチをこの新しい黒いタイプに交換します。
スイッチと基盤をつないでいるのはこの部分の三点のはんだ付け部のみ。この部分のはんだを半田ごてとはんだ吸い取り線を使って取り除くのがこの修理のメインイベント。
初めてでも時間をかければ大丈夫。焦らず作業をしましょう。
はんだを取りこんな感じにサクッとスイッチが外れます。
向きを間違えないように新しいパーツを同じ部分に差し込んで、
はんだ
あとはもとに戻して試運転。
こんなにスムーズに走るんだね。
修理完了。
さあ張り切って掃除しましょうかね。。。