掃除機を修理してみた

おすすめ

おやじの部屋に放置されていた壊れた 東芝 の掃除機を修理してみた。

自走式の回転ブラシが止まっちゃうんだよね。

ネットで検索してみたらこのメーカーの掃除機には多発する問題らしく情報が満載。誰でも修理に挑戦できるくらい参考になるものが多いのはうれしい反面 困ったものです。

というわけで早速修理してみた。

まずは基本自走式ヘッドの掃除から。

DSCF8189
DSCF8189

稼働する部分に犬の毛などが巻き込んで動作不良になることも。これをキレイにするだけで直ったという記事もいくつかありましたね。

DSCF8194
DSCF8194

とりあえず異物は除去。

ローラー部分の動きはまだ悪い気がしますが油の補充、補給は破損部分の修理、交換が終わってからということで。

DSCF8195
DSCF8195

ヘッド部をばらしていきましょう。

DSCF8201
DSCF8201

こんな貧弱なゴムベルトで回転ヘッドを回し、自走するほどのパワーを伝えるなんてちょっと無理があるんじゃないのかな?

DSCF8202
DSCF8202

( ^ω^)・・・これは本当に貧弱、ですよね?

DSCF8203
DSCF8203

こんな風にサクサクとヘッドをバラしていきます。

一番苦労したのはココ。この部分を破損しないように外すのが難しかったね。ちょっとした治具を作成すると簡単です。

私は大きめの釘の頭をテコを使う要領で使って外しました。

DSCF8218
DSCF8218

このあたりの手順ですがネット上に資料も豊富ですし 私は詳しい資料が付属した問題個所の交換パーツを事前に入手していたので作業もサクサク進みました。

資料はこんな感じ。

複写、転用禁止ということでモザイクつけてます。

DSCF8207 モザイク
DSCF8207 モザイク

DSCF8208 モザイク
DSCF8208 モザイク

DSCF8209 モザイク
DSCF8209 モザイク

そして交換すべきはこの部品。

DSCF8210
DSCF8210

これは”掃除機のヘッド部分が床に触れた時だけ回転ブラシが回るように知らせるスイッチ”です。元からついている部品は意外に使用回数の限界が低いようで破損しやすいみたい。

ということで今回少しグレードが高いものをメルカリで購入しました。少しでも長く使えるようにしますよ。

ついでにスイッチ以外に破損が考えられる部品のモーターも購入。

DSCF8246
DSCF8246

モーターの交換は楽勝です。

モーターの電源のコネクタを抜き、モーターを入れ替え、再びコネクタを接続するだけ。

DSCF8248
DSCF8248

モーターを外してみてびっくり。熱でヘッド本体が変形してますね。わかりにくいでしょうがいろいろと歪んでます。

( ^ω^)・・・もちろんこの汚いのは掃除しました。

DSCF8249
DSCF8249

モーターは固定もされておらずそのまま載せ替えて配線はコネクタを指すだけなのでほんとに楽勝です。ちょっとモーターの価格はお高いですがヘッド丸ごと交換することを考えれば4分の一程度の出費。この点でも楽勝。

さてここから修理のメイン “リミットスイッチの交換”です。

DSCF8218
DSCF8218

ポイントにあげたこのヘッド部のカバーを外すと、

DSCF8220
DSCF8220

ヘッド部の基盤がブラシを開店させるモーターの反対側にあるのがわかるでしょう。

ここです。

DSCF8221
DSCF8221

この基盤の裏側に問題のスイッチがあります。

DSCF8224
DSCF8224

コネクタを外して基盤を取り外すとこんな感じ。

DSCF8226
DSCF8226

DSCF8227
DSCF8227

この青いスイッチをこの新しい黒いタイプに交換します。

DSCF8228
DSCF8228

スイッチと基盤をつないでいるのはこの部分の三点のはんだ付け部のみ。この部分のはんだを半田ごてとはんだ吸い取り線を使って取り除くのがこの修理のメインイベント。

初めてでも時間をかければ大丈夫。焦らず作業をしましょう。

DSCF8229
DSCF8229

はんだを取りこんな感じにサクッとスイッチが外れます。

DSCF8232
DSCF8232

向きを間違えないように新しいパーツを同じ部分に差し込んで、

DSCF8234
DSCF8234

はんだ

DSCF8233
DSCF8233

DSCF8235
DSCF8235

あとはもとに戻して試運転。

こんなにスムーズに走るんだね。

修理完了。

さあ張り切って掃除しましょうかね。。。