認知症になっても身に付いた技術というやつは忘れないものらしい。
自転車に乗ることや泳ぐことも確かにそうだよね。一度乗れるようになった自転車は基本二度と乗れなくなることはない。
デイサービスへ行く準備をまともにできないおやじですが(着替えの下着を5セットくらい平気でカバンに詰め込んだりする)電動工具を器用に使いこなします。
これなんだ?
答え半分に切り分けたキッチンペーパー。
トイレにトイレットペーパーとしてこいつが置いてあった時は結構ビビった。間違ってこれを流されでもしたら大惨事ですものね。
どうやって切ったものか不明です。
そして頭を抱えたのがコレ。自転車のカギ。自転車のカギをなくして乗れなくなったおやじが困った挙句工具でカギを壊したもの。電動のアシスト自転車のカギは特殊なもので頼んでから届くまでに時間がかかるのですが待ちきれずに破壊してくれました。
電動工具を使ったのは間違いないのですが私にも自転車屋にもどうやったらこんなにきれいに切り落とせるのかがわからないのです。
後輪のリムに微妙なねじれがある以外自転車本体には全く傷がない。本当に不思議。
スペアのカギは1500円程度ですが修理にかかったお値段は6200円。最もお金がかからない方法を選択してのこの値段。鍵なしで自転車などに乗ってると職質間違いなしですからこれはもう仕方がない。
市販の安いものですが同じ形状のサークル錠を着けてもらいました。
この狭い隙間の可動部分をきれいに切り落としたんだから不思議で恐ろしい。
カギがオリジナルと違うものなのでやっぱり疑わる可能性もありそうなので修理にかかかったお金の領収書は必携ですね。
「サークル錠 交換」 の文字だけが頼りです。
普段の生活で洗濯機や炊飯器、電子レンジか使えるのも不思議ではありませんね。
でも洗濯機に洗濯物を入れずにを回したり 必要ないのご飯を炊いたり 温めたものを電子レンジから取り出し忘れたりするのが ザ・認知症。